UVカットや飛散防止など、さまざまな効果が見込める窓ガラスフィルム。紫外線や赤外線が強くなる夏になると依頼件数が増えますが、全ての窓に貼れるものではないことをご存知ですか?

とくに、網入りガラスに窓フィルムを施行する場合は、適切なフィルムを選ばなければいけません。フィルム選びを間違えてしまうと、窓が割れてしまうので注意をしましょう。

ここでは、網入りガラスに貼れる窓フィルムをご紹介します。ぜひ、窓フィルムの施行を検討されている方は、この記事を参考になさってください。

網入りガラスとは

網入りガラスとは、防火設備用ガラスと呼ばれています。火災による延焼や飛散を防ぐ効果に長けており、防火地域や準防火地域の建物に施行されることが、建築基準法で義務付けられているのです。

網入りガラスは、ガラス内にスチール線が入っているため、構造上の強度がフロートガラスの6割程度しかありません。断熱性能の優れたフィルムを施行すると、熱割れ現象が起きてしまうので注意してください。

網入りガラスに貼れるおすすめフィルムメーカー

網入りガラスでも、断熱性能のないフィルムであれば貼ることができます。ここでは、網入りガラスに貼れるおすすめフィルムメーカーをご紹介します。

サンゲツ

(出典元:サンゲツ公式ホームページ)

サンゲツの「GF103」「GF105」「GF204」であれば、網入りガラスに貼れます。飛散防止効果、防虫効果、UVカット効果、低虹彩、ハードコートなどの機能性が充実したフィルムを取り扱っています。

また、外張り可能なフィルムを取り扱っており、高い透明性のあるフィルムであることがサンゲツに魅力です。従業員の方が快適に働ける職場環境の整備のために、UVカットや飛散防止効果のあるフィルムを希望される方が増えています。

3M

(出典元:3M公式ホームページ)

3MのマルチレーヤーNano80Sや90Sであれば、熱割れがしにくいです。紫外線吸収率は99%以上を実現するなど高い機能性を実現。50㎛の厚さですが、材質が異なる膜を積み重ねているため、熱源となる赤外線もカット。

ジリジリと肌に突き刺す不快成分を除去します。そのため、太陽日射しで肌が痒くなるなど、お肌が弱い方や美容の対する意欲が高い方から支持を集めている窓フィルムです。

リンテックコマース

リンテックコマースは、網入りガラスに貼れる断熱フィルムです。価格が安くて、気軽に試せるDIY用向けの窓ガラスフィルムとして販売されています。しかし、網入りガラスに熱がこもると、熱割れを起こす可能性が高まります。

熱割れする恐れがあることを理解して、自己判断で施行するようにしてください。

網入りガラスフィルムでよくある質問

オフィスや店舗、住宅の網入りガラスにフィルムを貼りたいと希望される方は多いです。ここでは、お客様からよくある質問をご紹介します。ぜひ、フィルム施行を検討するときの参考になさってください。

Q.窓ガラスフィルムをDIYで貼ることはできますか?

ホームセンターや通信サイトでは、DIY用向けの窓ガラスフィルムが販売されています。実際に、自分自身で施行されるお客様も多いです。

しかし、貼り方を間違えてしまったり、フィルムを貼ってはいけない特殊窓にフィルムを貼り付けてしまって、窓に亀裂が出来てしまったりなどのトラブルも少なくありません。

そのため、窓ガラスフィルムを自分自身で施行する場合は、自己判断で行ってください。少しでも不安を感じる方は、施行業者に依頼することをおすすめします。

Q.熱割れをする窓であるかを調べてもらえますか?

当店では、網入りガラスにフィルムを施行する前に、熱割れ性能検査を行います。本当に窓にフィルムを施行して平気であるかを調査した上で施行するので安全です。熱割れをする可能性があるかが気になりだした方は、ぜひ、施行業者にお問い合わせをしてみてください。

Q.さまざまなフィルムがありますが、どれを貼ればいいの?

お客様の要望やご予算に応じて、おすすめできる窓フィルムは異なってきますが、弊社がおすすめしているフィルムは「サンゲツ」「3M」です。

メーカーが開発した窓ガラスフィルムは、出荷前に検査が行われており、高い性能を発揮します。また、高機能でありながら、透明性がありキレイです。窓ガラスフィルムを貼ったことが気付かれにくくなっています。品質は大きく異なるため、弊社では、メーカー商品を推奨しています。

まとめ

今回は、網入りガラスに貼れる窓フィルムをご紹介しました。窓フィルムの選び方を間違えてしまうと、熱がこもってしまい、窓ガラスが割れてしまいます。

その結果、窓を交換しなければいけません。窓交換となると多額の補修費用がかかるため、このようなトラブルを招かないように、フィルムを正しく選びましょう。

ホームセンターや通信販売のフィルムを自身で取り付けることもできますが「貼り方を間違えてしまって、剥がせなくなってしまった…」などのトラブルもよく聞きます。そのため、少しでも不安に感じた方は、窓ガラスフィルムCRAFTまでご相談ください。