通行人の視線を交わすために施工される「すりガラスシート」。主要メーカーから発売されているシートの種類は100種類にも及びます。ど
のようなシートを貼るか、どのように施行するかによって、室内の印象は大きく変わります。そのため、施工事例を把握しておき、理想の空間を作り上げましょう。
この記事では、すりガラスシートの特徴について分かりやすく解説します。
すりガラスシートとは
まずは、すりガラスシートについて分かりやすく解説します。
効果
すりガラスシートは、近隣や通行人の目を遮ることができます。
また、カーテンやブランドを開けることができるため、室内に採光が入ります。窓ガラスにすりガラスシートを施行したことで、プライバシーが保護できることがメリットです。
透明ガラスをすりガラスへ交換する費用は、約5万円前後。しかし、すりガラスシートは、1/3程度の安さで施行できるなどコストパフォーマンスが優れていることが魅力となっています。
素材
すりガラスシートの素材は「塩化ビニール」です。塩化ビニールを窓面の内側から張ると、雨風や紫外線の影響を直接受けにくくなり、窓の耐久性が増します。
店舗の窓に看板シールが施工されているのを見かけたことがあるかもしれません。店舗看板のシールも塩化ビニールでできています。
種類
すりガラスシートでも、模様は多種多様です。グラデーションやジオメトリックなど、さまざまな種類があります。そのため、すりガラスシートを施行する前に、どのようなデザインにしておきたいかを確認しておきましょう。
すりガラスシートを販売している主なメーカーは下記の通りです。
【主要メーカー】
- 中川ケミカル:フォグラス
- サンゲツ:CLEAS
- 3M:ファサラ
すりガラスシートの選び方
次に、すりガラスシートの選び方をご紹介します。
デザイン
すりガラスシートを販売しているメーカーカタログに目を通してみましょう。どのようなシートを貼るかで、窓の印象は大きく変わります。
有名な窓用フィルムメーカーの3Mだけでも100種類以上のラインナップ。
単なる目隠し用のガラスフィルムだけではなく、建物の意匠性を高めることができるフィルムも販売されています。そのため、施工前にカタログを取り寄せてみてください。
機能性
すりガラスシートには、目隠し効果の他にも機能が搭載されていることがあります。必要な機能が付いているシートであるかを確認しておきましょう。主な機能は下記の通りです。
【機能】遮熱・断熱、紫外線カット、防犯、防虫、抗菌、防火
施工方法
すりガラスシートを、どのように施行するかを考えます。窓全体にシートを貼るだけではなく、目の高さだけに貼ったり、カッティングシートにして使用したりなどの施行方法があります。
貼り方次第で、意匠性がグンと上がります。どのように施行すれば良いか分からない場合は、施工事例を参考にしたり、専門業者へ相談したりしましょう。
すりガラスシートの施行事例
次に、オフィス・店舗・自宅向けのすりガラスシートの施行事例をご紹介します。ぜひ、デザインの参考にしてみてください。
オフィス
オフィスの商談スペースに、すりガラスシートが良く使用されます。
商談ブースが使用中であるかを一目で把握することができ、商談ブースの席に座ると隣のブースや通行人の目が気にならなくなります。グラデーションのシートを使用することで、圧迫感を軽減させています。
店舗
病院などの施設内でも、すりガラスシートを貼ることが多いです。施術中の患者様のプライバシーを守りながらも、施設全体に閉塞感が出ないようにするため、すりガラスシートが使用されます。自然なグラデーションフィルムが1番人気です。
自宅
すりガラスシートに分類されるグリッド柄のミラー超フィルムを施行しています。グリッド柄が建物と溶け合い、自然に目隠しをしてくれています。
自宅の窓へ、すりガラスシートを貼る場合は、建物や景色と溶け込むようなフィルムを選びましょう。フィルム選びを間違えてしまうと、違和感が出てしまって、逆に浮いてしまうことがあります。
まとめ
今回は、窓ガラスの目隠しとして人気がある「すりガラスシート」をご紹介しました。オフィスや店舗、病院、自宅など、場所を選ばずに人気があるシートです。
周囲の視線を遮りながらも室内に採光を取り入れて、開放感ある空間を実現したい方におすすめ。
しかし、どのようなデザインのシートを選ぶか、どのように施行するかで印象は大きく異なります。そのため、窓ガラスシートを施行する場合は専門家へご相談ください。
「窓ガラスフィルムCRAFT」でも、窓ガラスシートの施行をしています。ぜひ、お気軽にご相談ください。