「隣の立地に建物が完成して、室内が丸見えで困る…」「道路側に大きな窓があり、通行人の視線が気になる…」というような悩みを抱えている方は多いです。

ブラインドやカーテンを使用すれば、視線を遮ることはできますが、圧迫感が出てしまいます。開放的な空間を希望する方は、窓ガラスフィルム施行がおすすめです。この記事では、外の視界を遮ることができる「ハーフミラーフィルム」をご紹介します。

ハーフミラーフィルムとは

ある条件下では鏡の役割を担い、別の条件下ではガラスの役割を担うフィルムのこと。

左側から光を当てたときは、鏡のように反射されます。その一方で、右側から光を当てたときは、奥側が透けて見えます。この原理を利用することで、外からの視界を遮ることができ、目隠し効果の役割を持つフィルムとして人気を集めています。

補足:マジックミラーとハーフミラーの違い

結論から説明すると、マジックミラーとハーフミラーの原理は一緒です。窓ガラスフィルムに金属を増やしていくと、反射率が高くなります。(※金属100%にしたフィルムは、鏡になります。)

窓ガラスフィルムの金属量を調整して、光線透過率を調査したもの全般を「ハーフミラー」と呼ぶのです。厳密に言えば、マジックミラーもハーフミラーに属します。光線透過率が低いものをマジックミラーと考えれば問題ないでしょう。

ハーフミラーフィルムが人気の理由

窓ガラスフィルムを貼ることで、飛散防止や防犯対策などの建物の安全性の向上が実現できます。それだけではなく、地球温暖化が進む中で、日射調整や紫外線カットに興味を持つ方が増えたり、断熱による省エネ効果を期待したりして、窓ガラスフィルムを貼る方が増えています。

ハーフミラーを貼れば、外側から目隠しをしながら「建物の安全性の向上」「快適な空間づくり」「省エネ」が実現できるのです。

ハーフミラーフィルムの選び方

この記事をお読みの方も、ハーフミラーフィルムを貼りたいと思っていることでしょう。しかし、ハーフミラーフィルムは正しく選ぶ必要があります。実際に、どのように選べば良いのかを確認しておきましょう。

カラーで選ぶ

窓ガラスフィルムには「シルバー」「スモーク」「カラー」などがあります。それぞれ、効果が異なるため、要望に見合うフィルムを貼りましょう。

・スモーク

スモークフィルムは、可視光線を遮断して透過率を低くし、室内の様子を見えにくくしています。プライバシー保護や盗難などの犯罪の抑止力を上げることができるフィルムです。防犯を高めたいという方におすすめですが、窓からの眺望を楽しみたいという方には不向きです。

・クリア

外からの視線を遮り、室内からの景観を楽しみたい方は、クリアがおすすめです。クリアフィルムは、日射調整や紫外線カットなどの性能が高いことが多いです。

・シルバー

外からの視線を完全にシャットアウトしたい場合は、金属の含有率が高いフィルムを貼りましょう。しかし、反射力が強いなどのデメリットもあります。各カラーでメリット・デメリットがあるため、ハーフミラーに興味がある方は、専門業者にご相談ください。

可視光線透過率で選ぶ

窓ガラスフィルムには「シルバー15」「シルバー18」「シルバー35」と表記がされていることが多いです。「15」や「18」は、可視光線透過率を表します。可視光線透過率は、室内に入る明るさの指標になるものです。

従って「シルバー15」は透過率が低く、ミラーフィルム感が高まります。ほぼ、外から中を覗くことはできません。しかし、不自然な仕上がりで、逆に目立つ恐れもあります。

そのため、要望に合った可視光線透過率のフィルムを貼りましょう。

フィルム構造で選ぶ

ハーフミラーフィルムの構造は、「金属ハーフミラー」「誘導体ハーフミラー」の2種類に分類できます。

金属ハーフミラーは、鏡を作るときに使用する膜を薄くした金属フィルムのことをいいます。赤外線や紫外線を反射させる効果が高いです。

その一方で、誘導体ハーフミラーは、特定の波長の光を反射するものです。日常生活で困る目隠しの役割を担いながらも、クリアで開放的な空間を実現することができるフィルムとして注目を浴びています。

まとめ

今回は、ハーフミラーフィルムについて解説しました。鏡の役割とガラスの役割の2つを担うハーフミラーフィルムは、目隠しが自然にできるため人気。

しかし、窓ガラスフィルムの選択を間違えてしまうと、期待以上の効果が見込めなかったり、反射し過ぎて違和感が出たりします。そのため、目隠しのために窓ガラスフィルムを貼ろうと思っている方は、窓ガラスフィルム施行業者「CRAFT」まで、お気軽にご相談ください。