高層マンションの建物が増えてきましたが、窓ガラスの落下事故を考えたことはありますか?

実は、2020年3月に中国・深圳で17階のマンションの窓ガラスの落下事故が起きて大きなニュースとして取り上げられました。このような事故は、日本で起きないとは言い切れません。

とくに築年数が古い建物では、落下事故が起きる可能性が極めて高いです。このような事故を防止するためには、どうすればよいのでしょうか?この記事では、窓ガラスの落下事故の防止対策方法について詳しく解説します。

【危険】マンション17階から窓ガラスが落下

新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出自粛が要請されて、建物管理が行き届いていない建物が増えています。その結果、老朽化した建物の窓ガラスが枠ごと落下する事件が多発しています。道路面に接する建物の窓ガラスが落下すると、通行人に危害が出たり、自動車など器物破損を招いたりしまい危険です。

2020年3月に落下事故が発生したのは中国・深圳ですが、日本でも窓ガラスの落下による事故は気をつけなければいけません。

補足:昭和54年以前の建物に注意

中国・深圳で発生した窓ガラスの落下事故により、昭和54年以前の建物に注意喚起が呼びかけられています。

昭和54年以前に着工された建築物は、窓ガラスの取り付けに硬化性パテが使用されています。硬化性パテを使用して、ハメ殺しの窓ガラスを施行した場合は震災時に割れやすく、落下の恐れがあるので注意しなければいけません。

繰り返しになりますが、道路沿い建物の窓ガラスが落下してしまうと大きな事故に繋がります。

窓ガラス落下事故の防止対策

昭和54年以前の建物の窓ガラスは落下の危険性があると理解して頂けたと思います。窓ガラスの落下事故を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか?ここでは、窓ガラス落下事故の防止対策について詳しく解説します。

網入りガラスに取り替える

通常の窓ガラスが落下してしまうと、ガラスが粉々に砕けて飛び散ります。ガラス片が飛び散ると通行人に怪我をさせてしまいかねません。そのため、飛散防止効果の高い網入りガラス(もしくは合わせガラス)に取り換えを検討してみてください。

上記の動画は、窓ガラスフィルムメーカーによる網入りガラスの飛散防止テストです。フィルムを付けなくても、ある程度の飛散防止効果が見込めることが動画から伺えます。しかし、窓ガラスを取り換えためには費用がかかります。90cm×90cmの窓ガラス交換だけでも50,000円程度の費用が必要です。

窓ガラス+サッシを交換する

古いサッシを外して、新しいサッシを取り付けると強度が高くなり、落下事故を防止できます。

最も安心な方法になりますが、窓ガラス+サッシを交換する場合は費用が高くなります。90cm×90cmの窓ガラス交換だけでも100,000円程度の費用が必要です。また、サッシの素材によっても費用は変動します。

飛散防止フィルムを貼る

窓ガラス交換が現実的に難しい場合は、飛散防止フィルムを貼りましょう。飛散防止フィルムを張った窓であれば、フィルムが窓ガラスを保護してくるため、粉々に砕け散ることはありません。

上記の動画は、強化ガラスに飛散防止フィルムを張った事例になりますが、ものすごく高い飛散防止の効果が見込めることが伺えます。通常のガラスでは、ここまでの効果は見込めませんが、大きな事故を未然に防止する役割は担えます。

また、近頃は飛散防止フィルムに紫外線カットなどの機能が付いているものも増えました。そのため、非常にコスパが良い事故防止の対策方法です。

窓ガラスの落下事故の防止対策の相談は「CRAFT」まで

今回は窓ガラスの落下事故の防止対策についてご紹介しました。通路沿いにある建物の窓ガラスが落下すると大きな事故に繋がります。そのため、飛散防止フィルムを貼りましょう。

飛散防止フィルムを貼れば、ガラスの飛散が防止できるだけではなく、紫外線カットや遮熱効果などの効果が見込めます。窓ガラス交換と比較すると安い費用で済むでしょう。

万が一の事故に備えておけば、あとで安心できるはずです。ぜひ、窓ガラスの落下防止の対策に興味がある方は、窓ガラスフィルム専門業者「CRAFT」までご相談ください。