窓ガラスフィルムの種類は豊富でシンプルなデザインもあれば、柄付きのデザインまであります。そのため、メーカーのカタログを取り寄せて検討している方もいるでしょう。しかし、カタログには専門用語が記載されています。意味を間違えてしまうと大変な目に遭うため、専門用語の正しい意味を理解しておきましょう。この記事では、窓ガラスフィルムの専門用語についてわかりやすく解説します。
窓ガラスフィルムの専門用語集
ここでは、よく間違われる窓ガラスフィルムの専門用語について詳しく解説します。
日射調整
日射調整とは、日射による暑さを遮ります。建物の構造で最も熱の出入りが大きい場所が窓です。部屋の奥まで差し込む西日などにより室温が上昇します。このような日射熱をカットするために日射調整が必要です。
日射調整の効能がある窓ガラスフィルムを貼れば、冷暖房効果がアップするため、高い省エネ効果が感じられます。
日射熱取得率
日射熱取得率とは、窓ガラスフィルムを貼った場合の日射熱取得率の割合を示します。窓ガラスに入る日射を1とした場合に室内に流入する熱量の割合を指します。この数値が小さいほど遮熱効果が高く、室内の温度を下げられることを覚えておきましょう。
透過率
透過率とは、光がどれぐらい通り抜けるかを表す指標です。窓ガラスフィルムを貼る場合は、透過率は50%以上のものを貼りましょう。50%以上の透過率であれば、室内が暗くなった感じはしません。
反射率
反射率とは、窓ガラスに差し込んできた光を反射する比率のことをいいます。反射率が高い程、日射しを遮ることができるため、日射しに浴びた際のジリジリ感がなくなります。そのため、紫外線防止対策をしたい方は反射率をチェックしましょう。
吸収率
吸収率とは、日射が窓ガラスに吸収される割合のことをいいます。吸収率の値が高いほど窓ガラスの温度が上がりやすくなり、熱割れを起こす可能性が高くなるため注意してください。窓ガラスフィルムには、日射を反射するタイプと吸収するタイプがあります。
熱割れ
窓ガラスは、日射が直接当たると高温になり膨張します。内部のワイヤーも伸びます。その結果、ワイヤーに沿って大きなヒビが入ってしまうのです。窓ガラスがヒビ割れすると危険なため、窓自体を交換しなければいけなくなります。
熱貫流率
熱貫流率とは、窓ガラスフィルムの熱の伝えやすさを表す数値です。小さい数値ほど熱を伝えにくく、断熱性能が高いとされています。そのため、断熱効果を得たい人は、熱貫流率を参考にしましょう。
遮蔽係数
遮蔽係数とは、太陽光線の流入量を表す数値を指します。遮蔽係数の数値が小さくなるほど、日射を遮ることを意味し、外気の熱が室内環境に与える影響が小さく、省エネルギー効果が高いことを表します。
褐色抑制効果
褐色抑制効果とは、紫外線が主な原因となって起こる家具の日焼け(褐色)を低減する効果のことをいいます。褐色抑制効果のある窓ガラスフィルムを貼れば、フローリングの日焼けを防止できます。
窓ガラスフィルム選びでお悩みの方は「CRAFT」まで
今回は、窓ガラスフィルムの専門用語について解説しました。専門用語の意味を間違えてしまうとトラブルになる恐れもあります。とくに、吸収率の数値が高ければ良いと判断してしまい、窓にフィルムを貼ったら熱割れを起こしてしまったというトラブルなどが起きます。そのため、専門用語は正しい意味を覚えましょう。
万が一、専門用語がわからない場合は専門業者「CRAFT」にご相談ください。お客様の要望に見合うフィルムを提案させていただきます。