網入り窓ガラスは防火設備で、オフィスビルなどに取り付けられています。

お客様の中には、「直射日光を遮りたいから窓ガラスフィルムを貼りたい…」と希望される方もいますが、製品を間違えて施行すると熱割れが起きます。網入り窓ガラスが割れて修理をしなければいけません。

このような網入り窓ガラスの修理代金はいくら必要かご存知ですか?驚くほど高い修理代金が必要になります。この記事では、網入りガラスの修理代金を大公開します。ぜひ、フィルム施行を検討されている方は、この記事をお読みになられてください。

網入り窓ガラスとは

窓ガラスに格子上の柄が入っているものが網入り窓ガラスです

網入り窓ガラスとは、ガラスにワイヤーが封入された窓ガラスのことをいいます。火災により窓ガラスに熱が加えられると割れてしまう恐れがあります。ガラスが飛散すると、火災現場から避難する際に大変危険です。

このような危険を防止する目的で、オフィスやビルなどで採用されています。このような目的で設置されているため、網入りガラスは別名「防火設備用ガラス」とも呼ばれています。

網入り窓ガラスに遮熱フィルムをNGな理由

網入りガラスはワイヤーが封入されているため、通常のガラス強度の半分となります。そのため、熱を加えるとガラスが膨張してヒビ割れが起きてしまうのです。日々の暮らしで、ガラスが膨張することはありません。

しかし、紫外線対策をするために遮熱フィルムを貼ると、窓に日射熱が蓄積されて割れてしまいます。

注意:窓ガラスフィルムのDIYに注意

近頃は、ECサイトで安価な価格で窓ガラスフィルムが販売されるようになりました。しかし、窓ガラスフィルムは性能を把握した上で選ばなければいけません。

近頃は、部屋の中にいても日焼けすることに悩み、紫外線対策として窓ガラスフィルムを希望される方が増えています。手頃な価格で遮熱フィルムが購入できて、自分で施行もできそうだからと貼り付ける方もいますが、トラブルが多いのも事実です。そのため、取り返しがつかなくなる前に専門業者に相談することをおすすめします。

【大公開】網入りガラスの修理代金

網入り窓ガラスに遮熱フィルムを貼ってしまって割れた場合は、修理代金はいくら必要になるのでしょうか?ここでは、網入り窓ガラスに必要な修理代金の相場をご紹介します。

本体価格

網入り窓ガラスはサイズに応じて本体価格に応じて費用が変動します。

90cm×90cm:約20,000円

また、窓ガラスの厚さに応じて、サッシ交換の有無が変わります。網入り窓ガラスの厚さが一定以下の場合は、既存サッシでガラス交換ができます。

しかし、網入り窓ガラスの厚さが一定以上の厚さであれば、サッシ交換も必要になってしまうのです。サッシには、アルミ・天然木・樹脂などがありますが平均費用相場は以下の通りです。

90cm×90cm:約50,000円

その他

本体価格の他に、スタッフの工賃や廃材処分費、運搬費、雑費が必要になります。割れた窓ガラスの交換工事は危険なため、専門スタッフによる作業が必要です。そのため、これらの平均費用相場は約30,000円になります。

窓ガラス交換の平均費用相場は10万円

網入り窓ガラス交換費用(本体価格・工賃・廃材処分費・運搬費・雑費)の平均費用相場は10万円です。これは、90cm×90cmの網入り窓ガラスの交換費用です。

窓の大きさや修理箇所が増えれば、修理代金は更に高額となります。このように窓ガラス交換が必要になれば、思わぬ出費になってしまうのです。

まとめ

今回は、網入り窓ガラスに遮熱フィルムを貼る危険性をご紹介しました。窓ガラスに熱がこもり、熱割れを起こしてしまうと10万円以上の修理代金が必要になります。思わぬ出費になるため、自分自身で窓ガラスにフィルムを貼るのは控えてください。

しかし、窓ガラスにフィルムを貼れば日々の暮らしが快適になるのも事実です。「遮熱」「紫外線カット」「防虫」「防犯」「目隠し」など、さまざまな効果を持つ窓ガラスフィルムが存在します。経済的な話をすれば、遮熱効果の高いフィルムを貼れば、冷暖房設備の運転効率が上げられて、水道光熱費の削減ができます。

このように、暮らしをワンランクアップする窓ガラスフィルムを貼りたい方は、ぜひ施行業者にご相談ください。窓ガラスフィルム施行業者「CRAFT」でもご相談を受け付けています。